地域活性化(まちづくり)を、
継続可能なプロジェクトとして形にする方法
ローカルヒーローで地域創生
人が集まり、地方経済が回る共感プロジェクトの作り方
著 者 二階堂 真吾
価 格 1760円(税込)
発刊日 2025.10.3
ISBN 978-4-911572-03-0
総頁数 224
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人口減少、高齢化、空き店舗の増加――「このまちの将来に明るい希望が見えない」。
多くの地域が同じ悩みを抱えています。
補助金頼みの単発イベントは一度きりで終わり、翌年には記憶も薄れる。
SNSで発信しても継続の仕組みがなく、関わる人が疲弊していく。
役所や商工会・青年会議所、学校、企業それぞれに思いはあるのに、互いをつなぐ“物語”がないため、
地域活性化・地方創生の取り組みは点在し、経済も人も循環しません。
「何から始めればいいのか」「誰と、どの順番で進めればいいのか」「資金調達やブランディングはどうするのか」。
まちづくりの現場では、最初の一歩と継続の仕組みづくりが最大の壁です。
著者・二階堂 真悟氏は、15年にわたりローカルヒーロー(ご当地ヒーロー)というユニークな切り口で、地域資源を発掘・編集し、住民・企業・行政・学校を巻き込む「共感プロジェクト」を数多く実践してきました。
たとえば「光源クリハライザー」「輝望閃詩ダクシオン」は、地元の歴史や産業、自然をモチーフにした“語れる存在”。子どもは胸をときめかせ、大人は誇りを取り戻す。
ヒーローショーやイベント企画にとどまらず、グッズ販売や聖地巡礼で経済が回り、探究学習・キャリア教育にも接続できる――そんな“内側からの物語”が、閉塞感を打ち破っていくのです。
あなたの地域にも、語りたくなる物語の種は必ずあります。
本書『ローカルヒーローで地域創生 人が集まり、地方経済が回る共感プロジェクトの作り方』は、
地域資源を“共感資産”に変えるための実践ガイドです。
企画フェイズでは、チーム結成、コンセプト設計、キャラクター設定、ストーリー構築、
デザイン制作までを具体例と図解で丁寧に解説。
制作フェイズでは、衣装・小道具、シナリオ作り、アクション練習、著作権や安全管理、
資金計画・クラウドファンディングの進め方を網羅。
実行フェイズでは、SNS活用、広報戦略、学校・自治体・企業との連携、イベントの設計と当日の運営、効果測定・改善サイクルまで、“明日から動ける”手順を一冊に凝縮しています。
根底にあるのは「情熱 × 計画 × 協力」という成功の公式。
本書の価値は、ただのキャラクタービジネス解説書ではない点にあります。
・ブランドづくり(ブランディング)
地域の歴史・産業・文化を物語として編集し、住民が誇れる“共感資産”へ。
・経済循環
グッズ販売、観光導線設計、協賛・スポンサー獲得、クラウドファンディングで資金調達の多様化を実現。
・教育連携
探究学習や総合的な学習の時間へのカリキュラム展開、職業体験・地域学習への接続。
・発信力強化
SNS活用、プレスリリース、メディア露出、ファンコミュニティ運営で“自走する広報”を構築。
・チーム運営
役割分担、意思決定、ルール作り、衝突を学びに変えるファシリテーションまで、持続可能なプロジェクトマネジメントを解説。
本書は次のような方に最適です。
- 地域の将来に危機感を持ち、住民として行動を起こしたい方
- 地方自治体職員、商工会・青年会議所など地域団体の関係者
- 地域貢献を戦略的に進めたい企業の経営者・担当者(CSR/CSV)
- 「好き」や趣味を地域のために活かしたい若者・学生、特撮やご当地ヒーローが大好きな方
- 特色ある教育プログラムを探す教員、学校関係者(探究学習・キャリア教育)
- すでにローカルヒーロー活動を始めており、資金調達・継続の壁を越えたいチーム
つまり、「地域活性化(まちづくり)を、継続可能な共感プロジェクトとして形にしたい」すべての人のための一冊です。
ローカルヒーローはキャラクターではなく“媒介者”。
人と人をつなぎ、地域資源を共感資産に変え、地方経済を回すスイッチです。
今こそ一歩を。二階堂 真悟氏の15年の知識と失敗の学びを、あなたの地域の成功の物語に変えてください。
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目次
CHAPTER 01 地域の未来を救うヒーローたち
「再び、歓声が響いた日」
01 ふるさとの危機、消えゆく地域の絆
02 ヒーローが持つ力ー希望を取り戻す物語
03 ローカルヒーローが地方を変えた
04 私がヒーロープロジェクトを始めた理由
05 最初の一歩、ヒーローが生まれる瞬間
06 あなたの地域も変えられる
CHAPTER 02 地域活性化の新しい切り札
01 地域を動かす力「ローカルヒーロー」とは?
02 ローカルヒーロー成功の公式「情熱×計画×協力」
03 ローカルヒーローはなぜ必要なのか
04 ローカルヒーローが創り出す地域ブランド力
05 クリハライザーから学ぶ地方が輝くヒーロープロジェクト
06 ヒーロー3.0──地域と未来を共創する存在へ
07 あなたの地域の可能性を探るチェックリスト
CHAPTER 03 地域を動かすローカルヒーロー企画の立ち上げ方(企画フェイズ)
02 企画の方向性を設定する
03 コンセプトを決める
04 ストーリーと背景設定を構築する
05 ヒーローのデザインを制作する
06 敵キャラ・サブキャラを設定する
CHAPTER 04 ローカルヒーロー企画をかたちにする制作プロセス(制作フェイズ)
01 制作チームを結成する
02 工数・コストを見積もる
03 資金調達を行う
04 ヒーローの衣装を製作する
05 ヒーローショーのシナリオを作成する
06 ヒーローショーのアクションを練習する
07 ヒーローへの第一歩を踏み出す
CHAPTER 05 地域を巻き込み広げる実行戦略(実行フェイズ)
01 SNSで発信スタート
02 地域イベントで積極的に売り込む
03 地域に浸透するコミュニケーション戦術
04 ローカルヒーローのメディア戦略
05 地元企業や行政との連携を強化する
06 ヒーローを活用した教育プログラムの展開
07 地域で育つ・育てるヒーローへ
CHAPTER 06 ローカルヒーローが繋ぐ未来~地域から全国へ~
01 ローカルヒーローが全国区になれば地域のブランド力が高まる
02 ダクシオンに学ぶ全国的な活動の展開
03 全国ネットワークを構築するための戦略
04 あなたの地域から全国へヒーローで地方創生に挑戦しよう
著者プロフィール
二階堂 真悟(にかいどう しんご)
HEROES’LABO・シン 代表/ダクシオンプロジェクト主宰。
キャッチコピーは「日本を元気にするヒーローを育てる」。ミッションは「大人の遊びゴコロで 子ども達の未来をつくる」。
1983年宮城県生まれ。高校卒業後、総務省郵政事業庁(現・郵便局株式会社)に入庁。仕事のかたわら、地元・栗原市のご当地ヒーロー団体を立ち上げ、アクター・声優・脚本・造形を担当。2014年には、その活動がかんぽ生命の全国広告に起用され、全国紙の一面を飾る。また、国際マーケッター神田昌典氏の著書『ストーリー思考』にも掲載される。この経験を通じて「誰もがヒーローになれる」という信念を確立し、31歳で起業。『神話の法則』にある「ヒーローの役割は、学ぶことであり、成長することにある」を信条に、子どもから大人、企業・地域まで“自分自身のヒーロー”になれる企画・研修・セミナーを提供している。
2018年からは「本のヒーロー・ダクシオン」を創設し、図書館・学校での読み聞かせや探究学習を展開。これまでに全国で100回以上のイベントを開催し、ヒーロー活動を始めて15年間の累計観客動員数は1万人を突破。ダクシオンのイベントを実施した図書館では貸出数が平均5.6倍に増加し、募集開始初日で満席になるケースも続出している。さらに、地域の魅力を掘り起こす「まちづくり」「村おこし」の活動も積極的に推進。2020年以降は、コロナ禍で打撃を受けた企業支援としてYouTubeを活用した情報発信事業も開始。
現在は「ローカルヒーローを活用した地方創生」の第一人者として、教育・福祉・まちづくりを横断する共感プロジェクトをプロデュースしている。










